PIN
プロジェクト概要書
GX-ETSとCBAMが動き出し、JCM(二国間クレジット制度)への取り組みにも期日が生まれています。CarbCutは、既存資料からJCM文書のドラフトを作成するAIプラットフォームと、テーマ設計から登録まで伴走する専門家を組み合わせてご支援します。
なぜ今か
CBAM、GX-ETS、JCM。この3つの期日が重なることで、企業の脱炭素は「取り組んだ方がよいもの」から「期日のある業務」に変わります。
EU炭素国境調整措置
本格適用が開始
2026年1月から定義期間に入り、対象品目の輸出企業に炭素情報の報告義務が生じます。
初回サレンダー
2027年9月に、2026年の輸入分に対する初回の証書提出が行われます。
日本の排出量取引制度
排出量の算定が開始
2026年度から、対象事業者の排出量算定が始まります。
取引市場が開設
2027年秋に取引市場が開設されます。遵守義務のうち最大10%まで、JCMクレジット等の活用が認められる制度設計です。
二国間クレジット制度
パートナー国が32カ国へ
2026年4月のオマーン参加により、パートナー国は32カ国になります。
政府目標 累計1億t
2030年度までに、累計1億トンの排出削減・吸収量を目標として掲げています。
出典: JETRO「CBAM簡素化規則の解説」/経済産業省「排出量取引制度」/環境省「JCM」
需給ギャップ
JCMクレジットの累積発行量は、政府が掲げる2030年度目標の100分の1に届いていません。プロジェクトの組成そのものが、供給のボトルネックになっています。
100×
累積発行量と政府目標の差
2025年2月時点
累計の排出削減・吸収量
約60万t
JCM直近ピークの年間発行量(2023年)
約2,500万t
目標達成に必要な年間創出ペース
約300〜400社
GX-ETSの対象となる事業者(直接排出10万t/年以上)
出典: JCM登録簿(2025年2月)/環境省「JCM」/経済産業省「排出量取引制度」/自然エネルギー財団
文書作成の課題
公式様式、方法論、パートナー国ごとの規定を確認しながら、文書間の情報を一致させなければなりません。この作業の多くは、今も人手に依存しています。
利用の流れ
ゼロから書き始める必要はありません。CarbCutは、既存資料をもとに、JCMの9フェーズのうち、方法論、プロジェクト設計、モニタリングに必要な文書作成を支援します。
作成できる文書
公式様式の構成に沿ってドラフトを作成し、文書間で共有する情報を構造化データとして一元管理します。
プロジェクト概要書
JCM方法論
プロジェクト設計書
モニタリング計画書
現在の対応範囲
JCM_ID_F_ver01.0
JCM_VN_AM_001
JCM_TH_EE_001
28か国分の公式規定をルールチェックに活用。該当する国には✓を表示しています
汎用AIとの違い
ChatGPTやGeminiで下書きを試したことがある方ほど、この4点で行き詰まった経験があるはずです。CarbCutは、この4点を前提に設計しています。
汎用AIアシスタント
Web上の公開情報を中心に学習しているため、パートナー国のRules of Implementationや方法論策定ガイドラインを体系的に参照しているとは限りません。
CarbCut
パートナー国ごとの公式資料を取り込み、現在28か国分の規定を機械可読なルールとして保持しています。選択した国のルールセットを参照して文書を作成します。
汎用AIアシスタント
不足している情報も、もっともらしい文章で埋めてしまうことがあります。どこが埋められた箇所なのかは、読み手には分かりません。
CarbCut
必要な情報が資料から見つからない場合は、推測で埋めずに未入力として明示し、確認のための質問を提示します。公式規定と一致しない入力には警告を表示します。
汎用AIアシスタント
文書がチャット履歴に埋もれ、複数案件の並行、版の管理、チームでの共有には向きません。
CarbCut
プロジェクト単位で文書を管理し、変更のたびに版として保存します。方法論の変更が影響するPDDの箇所を検知し、更新内容は差分で確認できます。
汎用AIアシスタント
入力内容の取り扱いは提供元の規約次第です。申請前のFS報告書や財務モデルを投入してよいかは、個別の確認が必要になります。
CarbCut
データは組織単位で分離し、Owner・Admin・Editor・Viewerのロールでアクセスを制御します。生成AIの提供元へは暗号化されたAPI通信で送信します。
支援のかたち
CarbCutは、ツールをお渡しして終わりにはしません。社内にJCMの専門部署がなくても進むよう、プラットフォームと専門家の両輪でご支援します。
専門家が担う範囲
このフェーズは専門家が担当します
このフェーズの成果物複数のテーマ案
専門家が担う範囲
プラットフォームが担う範囲
候補をプロジェクトとして登録し、選択したパートナー国のルールセットで前提条件を確認します。
このフェーズの成果物候補プロジェクトの一覧とリスク評価
専門家が担う範囲
プラットフォームが担う範囲
既存資料を読み取り、公式様式に沿って4文書の初稿を作成します。日本語版と英語版を同じデータから出力します。
このフェーズの成果物専門家がレビューしたPIN・方法論・PDD一式
専門家が担う範囲
プラットフォームが担う範囲
複数案件の進捗と文書の版を一元管理し、変更が影響する箇所を検知します。
このフェーズの成果物登録手続きの完了と、その後の運営体制
導入の進め方
いきなり大きな契約から始める必要はありません。1案件のトライアルで価値を確かめてから、進め方をご相談いただけます。
FAQ
JCM(二国間クレジット制度)は、日本とパートナー国が協力して温室効果ガス(GHG)の排出削減・吸収を進め、その成果を定量的に評価してクレジットとして配分する仕組みです。CarbCutは、プロジェクトの登録などに必要な文書作成を支援します。
PIN(Project Idea Note)は、プロジェクトの概要をパートナー国へ示す初期段階の文書です。PDD(Project Design Document)は、方法論の適用、排出削減量の算定、モニタリング計画などを記載する、登録申請のための詳細な文書です。
CarbCutが作成する文書は、提出前のドラフトです。JCMの妥当性確認と検証は第三者機関が行うため、提出前に必ず専門家が内容を確認し、必要な修正を加えてください。CarbCutは初稿作成を効率化しますが、専門家の判断に代わるものではありません。
JCMのパートナー国31か国を登録しています。そのうち28か国については公式規定をルールセットとして搭載し、入力内容の確認に利用しています。現在、3件の方法論に対応しています。
品質は3つの層で担保しています。第一に、作成時には、パートナー国のRules of Implementation、方法論策定ガイドライン、PDD作成ガイドラインなどを取り込んだ28か国分の公式規定を参照します。第二に、資料から確認できない項目は、もっともらしい文章で埋めずに未入力として明示し、変更は版として保存して差分で確認できます。第三に、CarbCutの出力は常にドラフトであり、提出前に専門家がレビューし、必要な修正を加えることを前提としています。
現在は利用者を限定して提供しています。導入のご相談、デモ、資料請求は、お問い合わせフォームからご連絡ください。